京成「スカイライナー」の荷物置き場について – To keep your belongings in the airport express ‘Skyliner’.

「スカイライナー」は、1978年の成田国際空港の開港に合わせて走り始めた、京成電鉄の空港アクセス列車である。

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京成には「特急」と名のつく列車が4種類(特急、アクセス特急、快速特急、通勤特急)走っているが、これらはすべて運賃だけで乗れる一般列車だ。スカイライナーはこの4つとは違い、全席指定で特別料金のかかる、ある意味ホンモノの特急である。都心側では京成上野駅(JRの上野駅から徒歩4分)に発着し、成田空港第2・第3ターミナルまでを最速41分でむすんでいる。

スカイライナーに大きな荷物を載せるかたに向けて、荷物置き場などの状況をまとめる。

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If you'd like to fully enjoy your stay in Japan, it is best to take the Skyliner which takes you only 41 minutes from Narita Airport Terminal 2・3 to Central Tokyo.

In the train, a storage space for luggage is provided between the cabin and vestibule of each car. Whoever takes the train can use it freely.

 

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スカイライナーの荷物置き場は、各号車の客室内に通路をはさむようにもうけられている。座席は全席指定だが、荷物置き場に予約はいらない。車両の用途が用途だけにサイズは申し分なく、インバウンド客の特大スーツケースにも対応している。筆者のスーツケースもここに置くと小さく見えるが、実は高さが75cmもある大物だ。

セキュリティは防犯カメラだけである。ライバルの成田エクスプレスがダイヤル式ワイヤ錠を完備していることを思うと、これは少し不安だ。以前のスカイライナーなら日暮里から空港第2ビルまでノンストップだったが、最近は途中の駅(青砥や新鎌ヶ谷)に停まる便も増えており、鍵の必要性は高まったと思う。

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The space is enough to put your big baggage. It is more than 3 ft in height and 2 ft in depth showing my suitcase which is 2 ft 5 in (75 cm) tall so small.

Security cameras can also be found but there is no lock in the rack. It would be better to be especially careful when the train stops a station along the way and keep important things at hand.

 

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荷物置き場の位置は各号車の成田空港方に統一されており、座席番号でいうと1番AーDの目の前である。荷物の近くに座るなら、できるだけ番号の小さい席を指定するとよい。6番以降だと荷物置き場からかなり離れてしまう。

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座席の上の荷物棚には、100Lくらいまでのスーツケースであれば問題なく載せることができる。よほど巨大な荷物でなければこちらで十分対応できるので、先述の荷物置き場は、はるばる日本へ来てくれた方々のために空けておくのがよいと思う。

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If you put something to the overhead shelf, it is disirable that the size isn't exceed 5 ft when you total length + width + height. You have to store what you lifted all the way to the back as it may fall.

 

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スカイライナーは座席の間隔が1m以上もあり、足元に大きな荷物を置くこともできる。これは一般的なLCCにくらべてなんと30cm(大手にくらべても25cm)も大きい数値で、直後に乗るとその差にハッとさせられるに違いない。70Lくらいのスーツケースであれば「余裕で置ける」と断言してもよいくらいだ。

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In addition, you can also place a bag at your feet. There is enough legroom as long as your baggage is 10 in or under in width. If you prefer keeping your belongings close, you should use this area.

 

特急「ひだ」の荷物置き場について

「ひだ」は、名古屋と高山・富山をむすぶJRの特急列車である。特急ひだに大きな荷物を乗せるかたに向けて、荷物置き場などの状況をまとめる。

特急「ひだ」の荷物置き場について

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特急「ひだ」の荷物置き場について

特急ひだに使用されるのは「HC85系」とよばれる、電気がないところでも走れるハイブリッド車両だ。2022年にデビューしたばかりの新型で車内はとても綺麗である。ズラリと並んだオレンジ色の座席が青一色の東海道新幹線とは好対照で、目に鮮やかでいて安心感を与えてくれるデザインだ。コンセントはアームレストに内蔵されているので必要な人は見落とさないように。Wi-Fiも完備されている。

 

特急「ひだ」の荷物置き場について 特急「ひだ」の荷物置き場について

各号車の高山・富山方にはラック式の荷物置き場があり、予約することなく利用できる。一般的な上下2段になっているタイプで、細長いものの収納には不向き(楽器や折り畳み自転車くらいなら上段に置けそう)であるほか、空港行きの特急で見るようなロック機能もない。したがって、手荷物はできるだけ自分の席の近くで管理したほうがよい。上段には落下防止のバーがない代わりに傾斜がついており、スーツケースなどが転がり落ちないようになっている。

特急「ひだ」の荷物置き場について 特急「ひだ」の荷物置き場について

座席の上の荷物棚は標準的なサイズである。ただし照明の出っ張りがあるので、厚さが35cm以上あるものは置けない可能性が高い(筆者のスーツケースの大きさはこちらに掲載)。大きな荷物ははみ出ると思うが、真下から見て4分の3以上が棚にかかっていれば落ちる心配はない。

荷物が落下して他の人に当たる、というニュースを聞くようになった。安全な置き方をするほど場所を取るので、混んでいるときは荷物をむりやり押し込んだり、中途半端な置き方にならざるを得ないかもしれない。それでもほかの乗客を危険にさらさないために、なんとかスペースを見つけて対処してほしいと思う。

もちろん荷物を小さくできるならそれに越したことはない。それが大前提だ。そのうえで、このブログを活用していただけたら幸いである。

 

特急「ひだ」の荷物置き場について 特急「ひだ」の荷物置き場について

もし荷物棚が混んでいて使えないなら、残る選択肢は足元置きだ。しかし100Lクラスのスーツケースだとそれはきびしい。もうひと回り小さければゆとりが出てくるし、場合によってはテーブルも使えそうだ。繰り返しになるが、荷物は小さくまとめるに越したことはないのだ。

特急「ひだ」の荷物置き場について 特急「ひだ」の荷物置き場について

HC85系では、デッキに荷物置き場はもうけられていない。単純に場所が足りないのか、デザイナーの矜持なのかは分からないが、この車両はデッキのデザイン性が高いのでおそらく両方あると思う(洗面台横の「ナノミュージアム」には沿線の伝統工芸品が展示されている。旅行前とかにちょっと見ておくと楽しい)。

大荷物があるからといって、デッキや通路に置くことは避けるように。定められたスペースを利用し、マナーを守って移動を楽しみたい。